20060629

鉄人レース

 昨日。ちょうど仕事終わりでゲントウキのイトケンからのお誘い。仕事は車で行ってたので、一回家に車を置きに帰る。本日の飲み会場になる明大前付近を通り過ぎながら、また後でここに来るのに…と、今日車で家を出た自分を恨む。

 明大前から家まで車で15分ほどで帰り着く。いつもは電車移動の距離だけど、もしかしてチャリでも30分位で行けるんじゃないかと思い、初のチャレンジ。予想通り飛ばし目でジャスト30分!しかし到着予想は当たったものの、30分チャリを爆走させた後の自分がどうなるかまでは予想出来なかった!息はあがるし、もう足へろへろ。せっかくイトケンに会っても、陽気なリアクションがとれない。そして早くも帰り道の事が心配だ。

 おかげさまでビールは美味かった!実りある話から、実り無い話まで。何が良いって、二人で最高に盛り上がるってことが無い感じがまた良い!地味な二人。まぁ小盛り上がりは時々ありつつ、基本はお酒を楽しみながら色々と。だからこそまた飲みたいのかもしれない。
 
 イトケンのブログにも書いてましたが、バンドのボーカル以外のメンバーばかりを集めてライブをするのが面白そうだなって話。アオレンジャーやミドレンジャーばっかりのライブ。それがバンドになるのかソロで順番に歌うのかわかんないけど。興味があるバンドマンの方、連絡下さい。

 しかしイトケンのブログに載ってる写真…。俺完全に目が据わってますね。

 帰りは50分かかりました。

20060628

食事が先か、録音が先か。

 今日はレコーディングの出来るレストランで食事。じゃない、おいしい夕食が食べられるスタジオでレコーディング。でした。
 先日プリプロした音源をもとに、6人目のメンバーとしてアレンジャーの澤近さんを迎えてのレコーディングでした。エンジニアはお馴染み三浦さん。お二方とも凄腕のベテランでありながら、常に俺たちと同じ目線で作業をしてくれます。25日の記事じゃないですが、凄い事をあまりに当たり前にやるもんだから、こっちの感覚が麻痺します。これで気さくな人柄と来たら、もう反則です。こんな感じなんで、多分俺調子に乗っていっぱい失言してると思う。


 今日の写真の黒い物体は、イトシュンお気に入りのボーカルマイクで『SONY C800G』という真空管入りのコンデンサーマイクです。カッコいい!見てこのルックス!マイクですよ?これ。後ろに付いてるゴツいパーツは、おそらく真空管の熱を逃がす為のもの。空冷式のバイクのエンジンなどにあるような、クーリングフィンと同じ働きです。空冷のマイクって…!
 通称も「ハッピャクジー」と呼んでいて、なんか男らしい感じ。なんか頼りになりそうなね。三浦さんがエンジニアの時は、ほぼこのマイクで歌っています。マイクの周波数特性とか専門的な事はわかりませんが、これで歌うと「うん、いいネ!」という感じ。全く説明になってませんが、なんか良いみたいです。イトシュンの声の美味しい部分が乗っかると言うか、とにかく合っていると。実際に他のマイクと比べても歌いやすいみたいです。
 これは残念ながらもう生産されてないんですが、販売時の値段でなんと60万円!専用の電源だけでも10萬円!タケェ!作りが凝ってるだけあるね。そして実際音イイんだから仕方ない。もしもこのマイクを持ってて、置き場所に困ってるという人がいたら、下さい。

 お待ちかね今日のメニューは和風ハンバーグ!鶏肉と長芋と豆腐のハンバーグだそうです。もう毎回言うのが面倒なくらいウマイ!そして今日は個人的に全ての分量が絶妙!これ以上何かが少なかったらご飯をおかわりしてたかもしれないけど、おかわりしてたら多かったな。腹八分三厘くらいな感じ。さすがの平田さんもおかわりしなかった程。ご飯とおかずのペース配分が計画通りにいったらしい。
 ごちそうさまでした。

20060626

嬉しさのあまり…

    枝のNY日記更新の為、後藤がわざわざウチまでやってきた。ウシ子も一緒。
 玄関を開けるとスゴい勢いで足下を駆け抜けて家の中へと入ってくるウシ子。警戒心0なのか!肉食動物とは言え、いかに今まで安全な環境で過ごして来たのかがわかる。とにかくそのままの勢いでまずは家の中を隅々までチェック。入れるとこには全部入って、多少発達したその鼻で情報収集でもしてるのか。もうしっぽスッゴイ振ってる!そこらへんの壁とか、テーブルの足の近くを通ると「ビシビシビシビシ」と当たる。俺が「よしよし!いらっしゃ〜い!」と歓迎しようと近づくと、後藤が「あ〜!待って!うれションする!」と言うやいなや、カーペットにチビるウシ子。嬉しさのあまりチビるってお前…!大事には至らなかったけど、念のため後藤が持参のおしっこシートをセッティング。
 一通りチェックし終わると、今度は一応奥の部屋も見せろと言わんばかりに、閉めておいたドアの前でアピール。最終的にはかわいそうな声で泣くわドアの前で寝るわで大したネバーギブアップ精神だったので見せてやった。

 今年宣言通りPCデビューした後藤。ネット、メールは普通にやってるみたい。曲のデータなどをネット経由でやり取り出来るようになったので、こっちとしても凄く助かります。
 そんで今日、携帯のカメラで撮った写真はCD-Rに焼いて持って来たものの、肝心なテキストをレポート用紙に書いて持って来た。紙焼きの写真も。ビミョーにバランスが悪い。効率も悪い。ウシ子という嬉しい来客もあったので、大して気にせずにそのテキストを打ち込んで紙の写真をスキャンして、後藤監修のもと記事を作成。でもよく考えたらさ、テキスト打ち込んで写真と一緒にメールで送ってくれたら良かったじゃん!いや、後藤があの量の文章をワンフィンガーで打ち込むよりは効率よかったのか?まぁ今日は別件もあったので、どっちにしろウチには来てもらわなきゃならなかったんだけど。

 別件をすませた頃には、当初あんなに興奮していたウシ子があからさまに飽きていたので、二人は帰っていきました。

20060625

スゴい事チェック

 某トリビュートアルバムに参加させて頂くことになったので、今日はとある会議室でアレンジ作業。
 こういった事に関して、実際に作業をしている我々には現時点で一体何処まで喋って良いやらわかりませんので、もの凄く歯がゆい報告になりますがごめんなさい。もしかしたら『某トリビュートアルバムに参加』すら言っちゃまずいのでは?とか色々気を使うわけです。
 CDの発売や、イベントライブへの参加、ワンマンライブ、ツアーの日程、等々ちゃんと”告知解禁日”ってヤツがありまして、原則的にその日までは秘密。つっても21世紀、この情報化社会の中においては、出るとこには出ちゃう。発売前の新製品の情報なんて探そうと思えば見つかるしね。必死に隠すほうがアホみたいでかわいそう。中には本人達も驚くような情報、とんでもないガセネタからズバリなモノまで色々見つかる。
 一番歯がゆいのは時間差。盛り上がってるとき、一番言いたいときに言えなくて、もう次ぎに向かってるときに前のヤツ発表!みたいなのが辛いです。皆さんの手元、耳元に届くまでに色々あるから大変ね。なんだか何が言いたいのか良く解りませんが、ホント何処をとっても複雑な仕組みがあるよねって言う話。なのか?めんどくさいよね。考えた人スゴいね。

 もう昔憧れた未来の世界に俺たちは住んでいて、何だって急激には変化しないから驚きつつも慣れつつで、朝窓を開けて見える景色に感動なんて事はないにしても、よく考えたらスゲーじゃんってことはゴロゴロある。
 今日だって何の変哲もない会議室で当たり前のようにプリプロをしてましたが、これは一昔前では難しかった事です。プリプロと言ったら、1億とかする高価で巨大なミキシングコンソールがあるようなレコーディングスタジオとか、自宅でも防音室があるような人や、ハイスペックのデスクトップマシン、高級な機材がなければ出来ませんでした。イヤ、出来ないってことはないな。その、アマチュアレベルなら、8trとかのカセットMTRもあったし、個人で楽しむ分にはやりようはありますが、今はノートパソコンを中心としたちょっとした機材があれば、どこでもCDにして販売出来る程度のクオリティにまで持っていくことが出来ます。考えた人スゴいね。
 こっから何が言いたいのかっていうのが良く解りません。結論とかそういんじゃないから。んーと、「ちょっとまて!それさっきから軽率にいじくってるけど、よく考えてみ?スゴくねぇ?」っていう。「ワンセグ?は?」ちっちゃい子に写真撮ってあげたとき、かわいくポーズ決めてくれたと思ったら撮ったあとすぐ駆け寄って来て「みせて〜」って、撮ったのすぐ見れるのスゴくねぇか?!あ、生まれた時からそうなのか。とか。そういうの時々気にしよう。よく考えたらスゴいことを再確認して感動したりしようじゃないか。
 まぁ技術の進歩はスゴいよね!っていうよくある話、佐々木編か。


 写真は、ギター類アレンジ中の前半、やる事がなくて七変化を始めたドラマーと、そのマスクが気に入っちゃってかぶったまま名曲をトリビュートするボーカリスト。

20060624

4人はアイドル

 NHK-BS2のビートルズ来日40周年記念特番に出演して、何曲か演奏させてもらうことになりました。
 ビートルズは周期的に自分内ブームがやってくるので、集中的に聴く時期と、殆ど聴かなくなる時期がある。先月ハリの誕生日イベントでビートルズのコピーバンドと化したばかりだったので、それから最近まで丁度ブームを引きずっている。もう舞い上がりそう。嬉しすぎる。旬すぎる。俺にとって。そうか、来日40周年なのか〜。

 今日は番組で御一緒するかまやつさんとリハでした。リアルタイムで聴いてきたかまやつさんと、解散後に生まれた俺たちと、何の違和感もなくロケンロー。老若男女を問わないにも程がある。
 それにしてもかまやつさん、カッチョイイ。声量スゴい。いつも現場の誰よりおしゃれ。どうやったらこんなカッチョイイ大人になれるんだろう。
 ドラクエみたいにかまやつさんの経験値が数値化して見えたら度肝抜かれるんだろうね。そして自分の見てガックシ。

 リハやってるってことは、そう、HIDETOがニューヨークから帰ってきました。とても元気そうです。パッと見は特に変化を感じません。そんで思ったより本人も他のメンバーも大してニューヨークの話に触れません。ほんの社交辞令程度。ま、いつも通りと言った感じ。俺が後藤だったらちょっと淋しいけど、後藤も特に聞いてくれという感じもない。10日程度の海外旅行じゃこんなもんか?そうか。

 そういえば"キンモクセイの枝"用に書いたらしい大量のメモ用紙を持ってたんで、土産話はみんなと一緒に枝の記事で聞かせてもらう事にします。2〜3日中に更新します。
 写真はお土産のサブウェイグッズ。ボタンらしきものについてるシールを白井が発見。そこにはこう書いてありました。

"MADE IN CHINA"


▽来日40周年記念スペシャル 〜ビートルズ・トリビュート・ナイト
▽放送日時:7/2 (日)NHK衛星第2 19:30〜22:00 
▽出演者:ムッシュかまやつ/泉谷しげる/忌野清志郎&中井戸麗市/キンモクセイ/白井貴子/斉藤和義/村治佳織/

20060619

絶対に負け〜(略)

 いや〜、さすがにシロウト・オブ・シロウトの俺でもテレビの前で観戦させて頂きました、日本×クロアチア。で、そんな俺が言える事は一つ。次も応援してます!

 枝更新しましたが、まとまりきらなかったんでシリーズ化の方向に逃げました。その結果『ユニコーンについて その1』はプロローグ的な部分なんで、よく読むと大して内容ないですが次に期待して下さい。

 それから、このブログをリンクして下さるありがたい方々が時々いらっしゃいまして、その時々いらっしゃる方々の中からさらに時々、『リンクを張ってもいいですか?』というような感じで許可を求めて下さる丁寧な方がいらっしゃいますが、はい。答えは「はい」です。リンクなりなんなりじゃんじゃんどうぞ。何処にでもある普通のブログですから、許可も報告もいりません。いい具合に紹介して下さい。

20060613

10日と11日。

 久々の車での遠征という事で、キンモクチームは集合時からテンション高め。しかし数時間の移動をアホな雰囲気だけで終わらすわけにはいきません。そこでイメージトレーニングとして、新曲をアカペラで練習。自分の楽器パートを声に出して歌うわけです。と言っても、綺麗なハーモニーやボイスパーカッションなどといったクオリティのものではなく、「ジャカジャーン!」とか「ドッタン!ドッドッタン!」とか、本人のイメージなくしては成り立たないもの。とても人様には聴かす事は出来ません。まぁそんな感じで仙台へ。もうあっという間です。

 リハ終わりでホシナさん(Staff)と立ち寄った喫茶店が素敵でした。どうやらここのマスターは世界中を旅してるらしく、各国の絵はがきやら本やらお土産が所狭しと並んでいます。『ストロング』と言う一番濃い珈琲をブラックで頂きましたが、美味しかったです。
 元々は砂糖もミルクもガンガン入れる方だったんだけど、最近友達がやっている"tocoro cafe"と言うカフェで美味しいエスプレッソの味を知ってから、ドリップでもインスタントでもより味わって飲むようになった。本当は甘いのが好きなんだけど、まずは何も入れないで味見をしようと思って飲んでるうちに、飲み終わってしまう。

 ライブは久々の仙台という事で気合いは充分。懐かしい顔もちらほら。しかしどうやら客席の音響的にはきびしかったらしく、ちと残念です。時間も短かったので、なるべく早く戻ってきたいです。
 楽屋はサウンドスケジュールと一緒で、キンモクセイ対サウスケ大石君でおおいに語らう。イトシュンとソングライターならではの苦労で共感し合ったり、自分の気持ちを的確な表現でわかりやすく話す大石君に感心。

 イベント終了後は出演者全員で打ち上げ。ここでは後藤と大石君と俺のトライアングル。てっきりギターや音楽の話になるかと思いきや、なぜか恋愛観の話題に終始。

 二日目、ちょっと肌寒いくらいの仙台を出発し、一路宇都宮へ。白井は半袖、半パン、ビーサンといういでだちで、完全にチョイスを読み誤ってます。宇都宮の天候に懸ける白井。

 宇都宮はあいにくぐずついた天気。東北よりは暖かいだろうと思った気温もさほど変わらず。
 リハーサル。昨日の今日という事で慎重に音作り。最近導入したアコギ用のモニターアンプも、これくらいの大きさのハコでは逆効果の可能性があるのでやめといた。現に昨日もかなりハウッてしまったので、今度じっくり対策練ろう。そんな不安をよそにハコの音響は素晴らしく、リハもバッチリ。本番が楽しみです。

 本番までの空き時間は、みんなで商店街を徘徊。前回来たときにお気に入りに登録しておいた喫茶店をベースキャンプにして、散歩したい人はどうぞご自由に、まったりしたい人はごゆっくりという感じ。俺、イトシュン、ホシナさんはまったりチームで、他は一服したら元気に街に消えていきました。

 本番、楽器の編成からいつもステージのモニタリングで悩むキンモクセイにとってはとても相性がよく、気持ちよく演奏出来ました。そしてまた9月にイベントでおじゃますることが決まっています。今度はもうちょい長い時間やりたい。
 足を運んでくれた皆さん、本当にありがとう!

20060610

美味しかった。

 昨日、イヤもう一昨日になりますが、夕食は青椒肉絲(チンジャオロウス)でした。とにかくおいしい夕食でした。三浦さんもおかわりしてました。ついでに2曲MIXしました。

 今日は仙台でライブ。ご無沙汰してます。新曲やります。楽しみです。









20060608

ブログ

 昼夜逆転生活からさらに逆転し、いつの間にか朝型になってます。毎朝8時半頃に目覚めて、夜12時過ぎると眠くなります。成り行きはどうかと思うけど実にさわやかな毎日。皆さんはどうだかわかりませんが、俺にとって8時半は早朝。朝7時に布団に入ってた頃に比べたらまぁ大したもんです。こんばんは、佐々木良です。


 午前中駅前で用事を済まして、散歩がてらいつもと違うルートで帰ってくると、遠くだと思っていた送電線が意外と近くに建っていた。デカイから遠近感がわからなかった。小さい頃、送電線や電波塔、とにかく鉄骨で組まれた高い塔は全部『東京タワー』って呼んでいた。


 ↑この注意書き、東●電力もマナーの悪い人たちに悩まされたんだろうねぇ。もうやめて下さいとお願いしています。


 ↑その口調とは裏腹に、態度は強硬です。触ると怪我しますんで、もうやめましょう。

 午後からはシングルのレコーディング。道交法の改正で違法駐車が減ったからか、スタジオへ向かう道がいつもより空いている。心無しか道が広くなったようなような気がする。施行から一週間で色んな問題も出てるみたいですが、今日は家をギリギリに出たので、この改正法に助けられた。


 まずはカップリングを1曲MIX。エンジニアは三浦さん。仕上がった曲をスタジオの大きめのモニタースピーカーで聴いてみる。音量も大きめで。ウン、スバラシイ!後藤もテンション上がって「ノリノリですね〜!」という古めのリアクションをしてしまう程いい。


 そして、市販のラジカセで聴いてみる。音量も家庭レベルで、気持ちも軽めに聴く。これは、実際スタジオにあるような高級スピーカーの真っ正面で目をつぶって集中して大音量で聴く人より、こういったラジカセやミニコンポで聴く人の方が圧倒的に多いので、なるべくどんな環境で聴いても違和感がないようにする為の調整の為。「為」って二回言っちゃった。とは言え三浦さんのMIXは殆ど非の打ち所がないので、軽い微調整であさっり終了。

 そしてもう一曲に、出来上がったばかりの歌詞を乗せて歌入れ。なかなか調子のいい伊藤氏。俺たちが聴いても充分に聴こえるテイクがいくつか録れても、「もうちょっと力を抜いた方が艶が出そうな気がする」とかまるでボーカリストみたいな事を言ってもうワンテイク歌ってみると、なるほど確かにという結果を残してくれちゃってツマラナイ。
 コーラス録りも順調に進み、夕食休憩。たいてい出前になるんだけど、ここのスタジオは手料理が食べられて、これがまた美味い!普通に食事しに来たいくらい美味いのだ。


 夕食後、録りこぼしのコーラスを録音して終了。

20060605

ケロ?

 サッカー観てて思ったんだけど、『蹴る』の命令形って『蹴れ』?それとも『蹴ろ』? ちなみに俺の携帯では『蹴ろ』は変換されなかったから、やっぱ『蹴れ』かなぁ。どっちにしても命令形としては響きがかわいいな。
 スポーツには向かないけど、『蹴りやがれ!』とか『蹴らんかい!』は迫力あっていいね。 女の人に『蹴りなさい…』とか冷静に言われたらそれも恐い。『蹴るのよ!』とかね。シチュエーションがなぞだけど。 殿だったら『蹴るのじゃ!』『蹴るのダ!』だとちょっとバカ殿っぽくなるね。『蹴るナリよ!』だとアイツね。
 まぁこの先生きてく中で、この命令文を使う可能性はかなり低そうだからいいか。

20060603

さあどっち?!


 1時間半程前に帰宅。今日はレコーディングでした。いいテイクが録れた。
 しかしこのテイクを録るまでに、曲のテンポを128(BPM)にするか129にするかで散々悩む。何度か両方のテンポで演奏するが、このたった『1』の違いで急に演奏しやすかったりしにくかったりするし、曲の雰囲気も微妙に変化する。現にメンバー内でも意見が別れて決めかねた。何度か聴き比べるうちに、まぁどっちでもいいちゃどっちでも良くなってくるんだけど、一応『俺はこっち派』と言うのはある。でもそれを強く主張する程の感じでもない。だってもうフィーリングというか気分というか、そういう次元だから。誰の言う意見にも「だよね〜」って思えるから進まない。そこで誰かが言った。「129でいいじゃん!129にしよ!」とちょい強めに言った。そう。そーゆうのを待ってた。誰かの強い押しを。そして何を隠そう俺も『129』派なのであった。

20060602

大した予定もなしに一日中外出してみる の巻



 ども、出不精です。5月31日、この日の予定は朝9:30に予約した歯医者と、夜高円寺に『木村ひさし&丸尾和正』ライブを観に行くという事だけ。半強制的とは言え、せっかく朝っぱらから外出する数少ない機会を逃すのはもったいないとうわけで、そのまんま出掛ける用意で歯医者に行った。

 治療を終えて、普段ゆっくり散策する事などない我が最寄り駅周辺をブラブラ。最近明らかにオシャレな駅前商店街を目指してる感が伺えてわざとらしいと思っていたこの駅周辺も、よくよく歩いてみると発見も多く、ちょっぴり見直した。本屋をハシゴし、2件目で雑誌を一冊購入。昼頃には早速疲れたので、スタバでモカフラペチーノとサンドウィッチを注文して長居を決め込む。パソコンを持って来てたので当初は仕事でもしようかと思ったのだが、コンセントのジャックが見当たらなかったため我が老パソコンはモバイルの意味をなさず、結局買ったばかりの雑誌をそこで読破。絵に描いたような暇つぶしである。

 冷房の寒さに耐えられなくなり店を出る。ライブまでまだまだ時間があるからどーしよう。というわけでこの駅周辺に限界を感じ吉祥寺へ移動。いま吉祥寺、夜は高円寺に行く。というキーワードで何となくゲントウキのイトケンが浮かんだので、ライブに誘ってみると、急な誘いにも関わらず是非行くとの事。丁度ワンノートの林君と高円寺で飲む予定があったという事で、そのあとはそういった流れに。先の予定が一つ決まった。
 腹が減ったのでラーメンを食った。しかし思った程腹は減ってなかったらしく、珍しくスープを残す。それでもはち切れそうになった腹を一生懸命凹ませて店を出るものの苦しい。これは落ち着いて消化活動に専念する必要性を感じ、映画館で上映開始時間がドンピシャだった『ブロークンフラワーズ』を観ることにした。主役のビル・マーレイのフレッドペリーのジャージ姿とサントラが最高だった。淡々とした映画は好きだけど、『2005年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞』という肩書きはあとで知ってちょっと驚いた。まぁ楽しかったしラーメンの消化も出来た。
 しかしここでも冷房の寒さに耐えられなくなり、エンドロールの前半で早くも退場。これからの季節逆防寒に備えなければならない。
 
 映画館を出ると18時半過ぎ。ちょっと早いけど高円寺に向かった。おそらく来るのは2回目だ。凄く濃い雰囲気の街なので、初めて来たとき自分以外みんな知り合いに見えて、すごくアウェーな気分になったので無意識的に避けてたのかもしれない。あれ?でもこの話したことある気がする。じゃぁ3回目か?まぁどっちでも良いけど、とにかく今回の高円寺はツボだった。
 ライブハウスの場所を確認してなかったので、感に頼って探してみる。幸いまだ時間はあったので、網の目のような商店街をむやみに歩き回る。古い店舗と新しい店舗が上手く混ざり合っててとても素敵。楽しくて飽きなかったので相当歩いた。そういえばライブハウスを探していた事に気づくが、こんなんで見つかるわけがないので駅の方へ戻ると、イトケンにバッタリ。真逆に向かって歩いて来た俺を不思議がる。そして二人でライブハウスに向かう。残念ながらまさに今俺が歩いて来た道を戻る。

 高円寺ショーボート。クリンゴン休止以来初めての二人の共演。木村さんは安心なのか、いつもよりグダグダで楽しい。丸尾さんもグダグダでそんな二人が凄く良かった。丸尾さんのドラムも久しぶりに聞いた。間違いなく歌うドラムの第一人者だ。
 しかしこれ、自分のバンドに置き換えてみたらあまりにリアリティーがなくて笑えた。イトシュンがソロライブをやり、そこにハリを呼んで二人で演奏。うーん、あり得ない。この二人はお互いに微妙な距離感を楽しんでるという非常に特殊な関係だから。

 21時にワンノート林君と待ち合わせという事だったので、木村さんたちの演奏終わりでライブハウスを出た。三人でイトケンオススメのシャレた酒場へ。ポパイに出てくるブルートそっくりの外人さんがマスター。
 曲作りが煮詰まってるという林君。しかも最近アンラッキーな事件が多発し、何かに取り憑かれてるかもしれないとどっかのヴォーカルみたいな事を言っていた。そんな流れで霊体験の話題になり、励ますつもりがむしろトーンダウンして帰っていったような。
 木村さんたちが近くで打ち上がってるという連絡が入り、途中でイトケンに招集されたbonobosの辻凡人君と三人で木村チーム(木村さん、丸尾さん、wanicoffトマルさん)に合流。これだけいると、懐かしい再会や意外な繋がりがあって盛り上がる。3分の2が関西人なので、伝染ってつい「なんでやねん!」とか言いそうになるけどそれだけはタブーだ。心の中ではつい訛ってみたりする。
 
 途中で確信犯的に終電を逃し、そんな俺を泊めてくれるという凡ちゃんとイトケンの愛情の板挟みを受けるが、今日のところはイトケンも一緒に凡ちゃん邸で軽く飲み直す事に。年季の入った建物で、中もアンティークないい味の家具に囲まれて、今までに見た一人暮らしの友達の中でダントツトップの綺麗さだった。入るとすぐにパジャマ替わりのTシャツとズボンを出してお風呂を勧めてくれて、布団も敷いてくれた。しかも今日初対面なのにだ。神経質すぎず、嫌みのない優しさと几帳面さが伝わってくる。
 そんな凡ちゃんが寝たあともイトケンと延々語り、始発が出る時間にそーっと部屋を出た。おじゃましました。