20060602

大した予定もなしに一日中外出してみる の巻



 ども、出不精です。5月31日、この日の予定は朝9:30に予約した歯医者と、夜高円寺に『木村ひさし&丸尾和正』ライブを観に行くという事だけ。半強制的とは言え、せっかく朝っぱらから外出する数少ない機会を逃すのはもったいないとうわけで、そのまんま出掛ける用意で歯医者に行った。

 治療を終えて、普段ゆっくり散策する事などない我が最寄り駅周辺をブラブラ。最近明らかにオシャレな駅前商店街を目指してる感が伺えてわざとらしいと思っていたこの駅周辺も、よくよく歩いてみると発見も多く、ちょっぴり見直した。本屋をハシゴし、2件目で雑誌を一冊購入。昼頃には早速疲れたので、スタバでモカフラペチーノとサンドウィッチを注文して長居を決め込む。パソコンを持って来てたので当初は仕事でもしようかと思ったのだが、コンセントのジャックが見当たらなかったため我が老パソコンはモバイルの意味をなさず、結局買ったばかりの雑誌をそこで読破。絵に描いたような暇つぶしである。

 冷房の寒さに耐えられなくなり店を出る。ライブまでまだまだ時間があるからどーしよう。というわけでこの駅周辺に限界を感じ吉祥寺へ移動。いま吉祥寺、夜は高円寺に行く。というキーワードで何となくゲントウキのイトケンが浮かんだので、ライブに誘ってみると、急な誘いにも関わらず是非行くとの事。丁度ワンノートの林君と高円寺で飲む予定があったという事で、そのあとはそういった流れに。先の予定が一つ決まった。
 腹が減ったのでラーメンを食った。しかし思った程腹は減ってなかったらしく、珍しくスープを残す。それでもはち切れそうになった腹を一生懸命凹ませて店を出るものの苦しい。これは落ち着いて消化活動に専念する必要性を感じ、映画館で上映開始時間がドンピシャだった『ブロークンフラワーズ』を観ることにした。主役のビル・マーレイのフレッドペリーのジャージ姿とサントラが最高だった。淡々とした映画は好きだけど、『2005年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞』という肩書きはあとで知ってちょっと驚いた。まぁ楽しかったしラーメンの消化も出来た。
 しかしここでも冷房の寒さに耐えられなくなり、エンドロールの前半で早くも退場。これからの季節逆防寒に備えなければならない。
 
 映画館を出ると18時半過ぎ。ちょっと早いけど高円寺に向かった。おそらく来るのは2回目だ。凄く濃い雰囲気の街なので、初めて来たとき自分以外みんな知り合いに見えて、すごくアウェーな気分になったので無意識的に避けてたのかもしれない。あれ?でもこの話したことある気がする。じゃぁ3回目か?まぁどっちでも良いけど、とにかく今回の高円寺はツボだった。
 ライブハウスの場所を確認してなかったので、感に頼って探してみる。幸いまだ時間はあったので、網の目のような商店街をむやみに歩き回る。古い店舗と新しい店舗が上手く混ざり合っててとても素敵。楽しくて飽きなかったので相当歩いた。そういえばライブハウスを探していた事に気づくが、こんなんで見つかるわけがないので駅の方へ戻ると、イトケンにバッタリ。真逆に向かって歩いて来た俺を不思議がる。そして二人でライブハウスに向かう。残念ながらまさに今俺が歩いて来た道を戻る。

 高円寺ショーボート。クリンゴン休止以来初めての二人の共演。木村さんは安心なのか、いつもよりグダグダで楽しい。丸尾さんもグダグダでそんな二人が凄く良かった。丸尾さんのドラムも久しぶりに聞いた。間違いなく歌うドラムの第一人者だ。
 しかしこれ、自分のバンドに置き換えてみたらあまりにリアリティーがなくて笑えた。イトシュンがソロライブをやり、そこにハリを呼んで二人で演奏。うーん、あり得ない。この二人はお互いに微妙な距離感を楽しんでるという非常に特殊な関係だから。

 21時にワンノート林君と待ち合わせという事だったので、木村さんたちの演奏終わりでライブハウスを出た。三人でイトケンオススメのシャレた酒場へ。ポパイに出てくるブルートそっくりの外人さんがマスター。
 曲作りが煮詰まってるという林君。しかも最近アンラッキーな事件が多発し、何かに取り憑かれてるかもしれないとどっかのヴォーカルみたいな事を言っていた。そんな流れで霊体験の話題になり、励ますつもりがむしろトーンダウンして帰っていったような。
 木村さんたちが近くで打ち上がってるという連絡が入り、途中でイトケンに招集されたbonobosの辻凡人君と三人で木村チーム(木村さん、丸尾さん、wanicoffトマルさん)に合流。これだけいると、懐かしい再会や意外な繋がりがあって盛り上がる。3分の2が関西人なので、伝染ってつい「なんでやねん!」とか言いそうになるけどそれだけはタブーだ。心の中ではつい訛ってみたりする。
 
 途中で確信犯的に終電を逃し、そんな俺を泊めてくれるという凡ちゃんとイトケンの愛情の板挟みを受けるが、今日のところはイトケンも一緒に凡ちゃん邸で軽く飲み直す事に。年季の入った建物で、中もアンティークないい味の家具に囲まれて、今までに見た一人暮らしの友達の中でダントツトップの綺麗さだった。入るとすぐにパジャマ替わりのTシャツとズボンを出してお風呂を勧めてくれて、布団も敷いてくれた。しかも今日初対面なのにだ。神経質すぎず、嫌みのない優しさと几帳面さが伝わってくる。
 そんな凡ちゃんが寝たあともイトケンと延々語り、始発が出る時間にそーっと部屋を出た。おじゃましました。

6 Comments:

At 6/02/2006 5:21 AM, Anonymous Anonymous said...

そう言えばbonobosさんとゲントウキさんはレーベルメイトでしたよね。bonobosさんのニューアルバム「あ、うん」最近凄くヘビロテで聴いてます♪
ゲントウキさんとキンモクの対バン楽しみです♪
いつか、是非bonobosさんとも…なんて駄目でしょうか?気長にお待ちしておりますので…†

 
At 6/02/2006 11:44 AM, Blogger Azusa said...

グロブ解説おめでとうございます。
良くんの文章に、まさか林さんの名前が出るとは思いませんでした;
いつかここに出てきたメンバーで共演してほしいです。
って、実現したらオイシすぎるライブですね!

 
At 6/02/2006 12:52 PM, Anonymous Anonymous said...

見つけた!
何も背負わず書けそうだね。
色々な失言期待してます!

 
At 6/02/2006 1:28 PM, Anonymous Anonymous said...

佐々木さんブログ開設おめでとうございまーす!これからもライブ&打ち上げ潜入記(?)楽しみにしてます。ぜひともキンモクセイと色んなバンドさんの架け橋になってください!
あっ、失言期待してます(笑)

 
At 6/03/2006 1:16 AM, Anonymous Anonymous said...

読んでるだけでも、何か充実した1日って感じがしました!
ライブはもちろんだけど、ライブに行くことで色々な人と会って色々な出来事があるのって素敵ですね!

 
At 6/05/2006 1:40 PM, Anonymous Anonymous said...

朝から夜までお疲れ様でした!
良クンだから出来ることですよね^o^

イトシュンとハリの関係。。。傍から見てもそう見えるので笑えました(^_^)

写真、もっと見たいなぁ♪

 

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