20060826

あれから10年

 先月、都内のリハスタで偶然専門学校時代(イトシュン以外は同じ専門学校)の友達二人に会って、近々飲もうよなんて話になった。ま、こういった話はたいがいその場の盛り上がりだけで消滅してしまう事が多い。みんな飲みたいのは山々なのだが、それぞれ忙しいので積極的にひっぱってくれるヤツがいないと成立しないのだ。しかし今回は何となく後藤がその役を買って出てくれたので、一昨日、無事開催する事が出来た。

 とは言っても非常にユルい会でして、最初にスタジオで会った一人と、後藤、白井、俺(残念ながらハリは用事で不参加)、あとは適当に知ってる人に声かけといてと言った具合。前日くらいに慌てて連絡したら、最終的には10人くらい集まった。キンモクセイから3人、COOL DRIVE大ちゃん、スキマスイッチなどのライブでギターを弾いている新井、音楽をやめて別の道に進んだヤツ、一緒にバンドを組んで、それなりに本気で活動した友達も来た。みんなあんまり変わらない!それが嬉しかった。
 やっぱり20代前半をコアに付き合った仲間達なので、集まるだけでたまらない。30歳でこんな事を言ってる場合じゃないが、当時の仲間に会って『若さがみなぎってくる』感覚が確かにあった。会った瞬間にもう『よし、明日からもがんばろう!』という気持ちをフライング気味に抱いた。

 卒業から10年。久しぶりの友達が一番違和感を感じていたのは、俺と後藤が白井の話をスルーし過ぎてると言う点だ。白井は例に漏れずフルスロットルでオモシロトークを繰り広げていたのだが、みんなにとっては新鮮でも、ほぼ毎日それを聞いている俺たちは、全てをまともに受け止めていたら処理が追いつかないというのを知っているのだ。だけど白井の話がいつもオモシロいのも当然知っている。だからこそ話の半分くらいは流す癖がついている。コレは白井雄介と言う人物とコアに付き合うコツだ。どんなにうまい飯でも食い過ぎると後悔するのだ。それにこういった事は往々にしてお互い様なのだ。しかしとくに俺は「昔は白井の話に凄いくらいついていた」らしく、そのギャップに驚いたらしい(笑)それを言ったら、白井と後藤なんてもう20年の付き合いになる。どの同窓会に行っても大概会うわけだ。お互いをどう感じてるんだろうか。今度聞いてみたい。

 しかしこんだけ友達の集団の中で話すと、白井と後藤もただの友達に見えてくる。コレは本人達には言わなかったが、懐かしくもあり、新鮮な感覚だった。キンモクセイに限っては、普段から割と友達の延長でやれている方だと思うが、やはり最終的には仕事と言う現実に直面せざるを得ない場合もある。長い事一緒にバンドメンバーとして活動していると、『友達』、『親友』、『相方』、『同僚』、『仕事仲間』、など色々な言い方はあるけど、どうしてもどれにもピッタリは当てはまらない関係で、紹介するとしたら、『バンドのメンバー』としか言いようがない。それが一昨日、久しぶりにただの友達みたいな感じになった。それが楽しかった。

 二次会は一気に人数が減り、俺、後藤、大ちゃん、新井という、集まった中でも特に懐かしくない面子。しかし始発を覚悟した精鋭達だ。
 最終的に三次会までなだれ込む。最後に入ったダーツバーには、ダーツの他にも暇つぶしグッズが沢山あって、黒ヒゲやらオセロやらで割と真剣に遊ぶ。大ちゃんはオセロで後藤に負けて、かなり落ち込んでいた。とてもショックを隠しきれないようだった。その後藤がトランプを持って来たので何をやるのかと思ったら、『ババ抜き』。ババ抜きを真剣にやる機会ってのもそうそうないので、コレも真剣にやった。その後大貧民を数ゲーム。新井が頭を使ったゲーム系に強くて腹が立つ。後半大ちゃんのテンションがあからさまに下がるというお決まりの状態が来た辺りで、始発が動き出す時間。で、さっさと帰りましたとさ。

 今日は京都磔磔でライブ!

 あ、ケンイチ(http://kenichi-pod.cocolog-nifty.com/blog/)更新しました。

20060823

DIY

 写真は最近見つけたお気に入りのシャッターアート。いつもはお店が開いている時にしか通らないので、こんな素敵なシャッターがあるとは知る由もなかった。実は開店時には50〜60cm大の型抜きされた彼が店先にぶら下がっていて、一目見てその存在に惹かれ、いつか写真に撮りたいと思っていた。しかしお店の前は人通りが多いのと、ちょっと気難しそうな店主がいつも目の届くとこにいるのでそのタイミングはなかなかやってこなかった。言わば人気タレントと、ガードの固い敏腕マネージャーと言ったところだ。

 ある朝、たまたま早い時間にここを通ったら幸運が舞い降りた。あの彼がこんな無防備な形で、俺の前に現れたのだ!マネージャーもいない!もう大サービスだ!プライベートだというのに気さくに写真を撮らせてくれた。そしてこんなメッセージをくれた。

DO IT YOURSELF!!

20060822

久々の名古屋でした。

 20日の名古屋E.L.L.のライブに来てくれた皆さんありがとう!気がつけばだいぶご無沙汰の名古屋。短い時間でしたが、グッと凝縮してドン!懐かしい顔もちらほら。新曲リリース、タイアップ(『ウルルン』エンディング!)、ワンマンの報告も出来て嬉しかったです(日にち言い間違えて、お客さんに教えてもらうと言う失態!御免!そしてサンキュー!)。

 話が前後しますが、リハ後の空き時間に、東海ラジオ『下川みくにの見えちゃう♥ラジオ』に出演させてもらっちゃいました。急に決まった上に生放送だったので、出演はその場にいた俺、伊藤、張替の三人。そう言えば今年はリリースをしてないので、ラジオのゲストは久しぶりだな〜。
 みくにちゃんは何度か面識はあるものの、会話らしい会話は初めてに近い。生放送で1時間の一人喋りは大変だろうと思って聞いてましたが、そんな感じはまったくなく、はっきり言って番組がオモシロい。すごいな〜、しっかりしてんな〜、と。負けずに男三人がかりで気の利いたプロモーショントークを繰り広げるつもりでしたが、まぁ40点てとこですかね。終わってフォローし合う三人。白井がいれば話は別だったんだけど!

 翌日も仕事だったので、ライブが終わって東京へとんぼ返り。そこで助手席に座った白井の任務遂行っぷりは凄かった。他4人はしばらく走るとウトウト寝始めたんですが、白井は運転手を睡魔から守る為喋り続ける!しかも話の内容がある程度濃い上に、オモシロい。俺も最初は楽しく聞いてるんだけど、次から次へと会話が繰り広げられていくもんで、途中から内容よりも、「よくそんなに喋れるな〜」という尊敬へと変わっていくんだな。そしていつのまにか寝てしまい、ふと目が覚めるとまだ喋っている。結局5時間程喋り続け、運転手を無事睡魔から守り通した。凄い!

 最近、メンバー代表でDVDの編集にも立ち会ってます。上がって来たラフの気になる所を直したり、細かいアイディアを出す程度の事ですが、非常に楽しい。勉強になります。イチから自分でやってみたい気もするけど、素材選びから本人がやっちゃうと、思い出に浸ってしまって時間がいくらあっても足りないだろうな。何しろ膨大な時間の素材の中から、わずか数十分を選び出すんだからね。ある程度ザックリとした判断が必要なわけです。
 コレも含めたリリース情報の詳細は近々オフィシャルサイトにて発表されるはずです。少々お待ち下さい。

20060820

なんだかなぁ…

 『赤ちゃんが乗っています』というステッカーを貼った車が、強引に割り込んで来た。



本日名古屋E.L.L.でライブです。よし、ギターはコレを使おう。

Fender 1973 Telecaster Custum

20060819

SHOWKAKI!!

 打ち合わせのため車で渋谷へGO! 真夏の車内はまさにサウナ状態で、ナメてかかるとハンドルが火傷する程熱くなる。閉め切ってたらエアコンが効き始める前にあの世行きかもしれない。と言うわけで4枚の窓を全開にしてオープンカー気分で出勤。走ってる俺としてはなかなか快適なんだけど、まわりの車から「かわいそう…」みたいな視線を感じる。確かにいかにもエアコン壊れてそうな車だけども。

 窓を開けて走ると、エンジン音がよく聴こえる。アクセルを踏む動きに対してけして敏感とは言えないレスポンスながら、意外とちょいワルな音がして気に入っている。気分が盛り上がって来たので、しばらくこのまま行くことにした。たまにはiPodをやめてこのちょいワルサウンドに耳を傾けてみよう。壁際や、ガードレールなどがあると、音が反射して運転席までリアルに届くのでオススメです。
 調子に乗ってしばらく走ってたら右後方からかすかな異音。普通に窓閉めて走ってりゃぁ気がつかなかったものを。ちょっとシチュエーションに酔い過ぎた。「このエンジン音が最高のBGMさ」みたいな。大した事はないと思うが、一旦気になると落ち着かない。せっかくのプチドライブのテンションは急降下。そろそろ点検に出そう。

 コレに乗ってから3年あまり。去年まではトラブル続きで、一時はエンジンに水が入ると言う最悪の状態にまで陥った。幾度となく手放す事を覚悟しましたが、その都度不死鳥のように甦って来た(写真はエンジンに水が入って動かなくなり、運ばれていく愛車。もう最後のつもりで撮った写真)。その秘密は、高校時代の親友が車のエンジニアで、購入当初からずっと面倒を見てもらっているからだ。何かと融通してくれて助かっている。そいつもあまりに沢山修理したので、知らず知らずのうちに愛着がわいてしまい、水が入ってしまった時も採算度外視で直してくれた。おかげで今年に入ってからはトラブルらしいトラブルは起きてない。
 モノに魂が宿るって話はそう簡単に否定出来るもんじゃなくて、壊れる直前は妙に調子が良かったりするとか、調子の悪かった車が、買い替えを検討し始めたとたんに調子が良くなる、なんて話を聞いた事がある。非常にロマンチックじゃないか。

 会議室にあった消化器に妙に惹かれてしまって、激写しました。コイツは自分が使用されない事を願いつつ、万一の事態に備えてじっと待機し続けるのだ。

20060816

そして雨。

 11日、大阪に行ってきました。去年に引き続き、グランドカラーストーン主催のイベント『ファミリーロック・カーニバル』にお呼ばれしたからです。
 朝6時半、珍しく遅刻者ゼロスタートでさい先良いと思いきや、そこは日本の8月11日。帰省ラッシュというヤツです。やっとの思いで心斎橋BIG CATに付いた時にはイベントの開演時間。そのままの勢いでステージに上がり、オープニングセッションに参加!あれよあれよという間に自分たちの出番。リハが出来なかったので、その逆境に燃えるキンモクセイ。個人的には気合いを入れ過ぎてちと空回りした感は否めなかった〜。

 最後は出演者全員でセッション。俺たち以外は関西のバンドという事で、さすがに前に出て行くパワーが凄い。羨ましくもあるが、俺たちがやったらなんか違うだろうな。ロックな感じのセッション曲を各バンドのボーカルが適度なボケを交えつつ歌い回す中、進行役のグラカラ中野くんに「こういうのが最も似合わない感じの男!」という素敵な紹介をされてウチのイトシュンも健闘してました。
 ちなみに関西という事で、縁起をかついでクリンゴンT。

 翌日、中野くんと機材車に相乗りして東京まで帰りました。車内はこれでもかというくらい喋り倒す白井と中野くんの声がこだましていました。東京に着くなり地獄のような豪雨に見舞われましたが、こんなに楽しい車移動なら雨くらいいいかと。

 14日はゲントウキのイトケンと9月のライブの打ち合わせと称した飲み会。吉祥寺で待ち合わせ、早速イトケン繋がりのbonobosの松井くんと、写真家の梅ちゃんが近くで飲んでるという事で合体。早くも打ち合わせ後の流れを意識した良い動きです。打ち合わせも何となくしながら飲みながらお喋りなんかしてると、梅ちゃんの友達という人がふらっと現れて合体。気分転換に店を変えると、その友達の友達が2人その店で飲んでたんで合体。さらにその友達が2人あとから合流。さらにbonobos凡ちゃんが来て気づけば大所帯に。ワーワーやっとるうちに一人減り、二人減り、最後はまたイトケンと二人になってました。しかも横並びに座ってたので、みんながいなくなってしばらくすると、広いテーブルに男が二人横並びと言う微妙な感じに。結局深い時間まで飲んでしまい、おかげで雨に降られましたが、こんな楽しい"いいとも的"な夜なら雨くらいいいかと。
 最後の写真は解像度の設定ミスってます。ふざけてる自分がよけいアホに見えます。

20060811

『色々』って言葉ホント便利ね。

 暑い日が続いておりますがどんな感じですか?俺は寝るとき以外は割と好きです。暑いの。まぁ、限度があるけど。

 前回のブログは、「明日はレコーディングです」というところで終わってますが、アレ以降はレコーディングやらライブのリハやら色んなミーティングやらなんやら色々ありました。
 さすがに色々と同時進行で進むもので、白井に倣って殴り書きノートを常備するようになりました。白井は○○用、△△用と、ジャンルに別けて使い分ける程の書き魔。思いついたら即メモ!逆に俺は字がヘタクソというのもあって、殆どパソコンを使うか携帯などにメモっていたんですが、環境に左右されるのでノートとシャーペンというスタイルに回帰してみました。数年ぶりにシャーペンを買いまして、最近メモが楽しいです。とても人には見せられませんが。

 今年に入ってリリースがない割に、レコーディングはちょこちょこやってるよなぁとお思いの方もいるでしょうが、当然リリースする事を前提にしたものをガンガン録音してたんです。しかしまぁ、色々ありまして(説明になってませんが、俺にもわからん事情も含めて色々)、先日録り終えたばかりの曲を表題曲とし、ようやく10月にシングルをお届けする事が出来そうです!どうも長らくお待たせしました。
 メンバー全員のコーラスが炸裂した気持ちいい曲。この曲については近々詳しく発表出来ると思いますのでお楽しみに。

 さ、明けて本日は大阪BIG CATでライブです。

20060804

良いものいっぱい

 今日は新宿LOFTでライブでした。
 リハが終わると、ハリが突然BELKINのiPod用ボイスレコーダーをくれた。昨日の記事を読んで、あまり使ってないのがあったから持って来てくれたのだ。これはiPodのイヤホンジャックに接続すると、モノラルWAV形式で録音出来る。決して高音質とは言えないので買い渋っていたんだけど、プレゼントとなると話は別!会話を録るには充分じゃないか。携帯電話と同等の頻度で持ち歩くiPodに録音機能!思いついたフレーズだってすぐ録れる。ハリありがと〜う。

 そして今日はそんなデジタルデバイスな話題がやけに集まる。空き時間にスタッフのホシナさんがEDIROLのR-09というデジタルレコーダーを買って来た。昨日の記事のコメントでも勧めてくれた方がいましたが、俺の中でもかなり有力な候補になっていた製品だ。みんなにヒゲソリ扱いされながらも、楽屋の様子を録音してみると、その高音質は脱帽もの。ホシナさんがライブの音をエアーで録ってたみたいなので、それも今度チェックしてみよう。地味に嬉しいのは、軽いこと。携帯、デジカメ、iPodはほぼ毎日持ち歩くし、仕事の時はさらにパソコン、その周辺機器、それらを持ち運ぶバッグなど、衣類の他に身につけるものが多いので、そこは重要なポイントだ。
 ハリのiriverしかり、気になってるものを手に取って比較検討出来るなんてラッキー。ホシナさんはバンドで好きに使っていいと言ってくれるけど、やっぱり自分のが欲しい!

 なにしろ『いいモノ(俺にとっての)』は俺のテンションを上げる!今日も電気屋に寄ったんだけど、なかなか出て来れない。各階にチェックしなくちゃ行けないモノがある。ネットなどで情報を知って、実物を見に行くと、欲しさ倍増。最先端の便利グッズに惹かれるとか、必ずしもそういうわけじゃないんだけど(そういう部分もあるけど)、『モノ』にロマンを感じる。気に入ったものを身につけて、フルに使いたい。カッコいいものを見てウットリしたい。開発段階に思いを馳せたい。「こうだったら良いのに」とケチを付けたい。足りない機能をアイディアで補いたい。「ボロなんだけど、これが一番馴染むんだよね」とか言いたい。大量生産の、一見まったく同じに見える製品だって、俺が持ってるヤツが一番イイって思う。新旧は問わないと思う。昔からずっと使ってるものもある。昨日散々酷評したMDプレイヤーだって捨てないと思う。だって俺が持ってるMDウォークマンはカッチョイイからね(思い込み)。
 そう言えば、今日電気屋で見た最新のMDウォークマンは、非圧縮録音に対応して、録音したデータをUSBでパソコンに転送出来るらしい。さらに昔録音した音源も、デジタル&高速でパソコンに転送出来るようになっている。MDもただ衰退していくだけじゃないのね。俺なんかが思う「こうだったら良いのに」はとっくに解決してるんだ。昨日とは打って変わって、MDに対してテンションが上がった。300枚近くあるMDのデータ吸い上げ機としてだけでも買う価値がある。

 話はライブに戻りますが、なんか今日は良かったみたいです。今日はやってても楽しかったし、手前味噌ですが良いライブが出来たと思った。こういうのはメンバー同士でも個人差があるものなんだけど、全員一致で爽快な後味。実はあんまりない事です。全員一致じゃないとダメなライブかって言うとそう言うわけじゃないし、そして毎回達成感を感じてる人と落ち込んでる人に別れるとか、そう言う話でもないんですが、なんかただ、「今日良いライブ出来たな!」って、5人が同じくらい思えたような感じがしたのでした。見に来てくれた皆さん、ありがとうございました!


 車の修理とタイヤ販売を生業にしている俺の友達が観に来てくれた。メンバーも時々車の修理で世話になっている。彼はボロボロのポルシェを自分でレストアして乗っていて、前々からイトシュンに憧れられてしまっている。イトシュンは彼に聞きたい事が山ほどあったらしく、水を得た魚のように活き活きと喋っている。量もスピードも普段の3倍はある。メンバーではイトシュンと対等なレベルで車の話が出来ない為、溜まっていたものを吐き出したようだ。
 普通に「よかったね」と思った。

 次回は8月11日、大阪BIG CATでグランドカラーストーン主催のイベント『明日もがんばろうと思えるFAMILY ROCKカーニバル!!』。去年に引き続き参戦です。今日はそのグラカラの中野くんが遊びに来てくれました。一気に明るくなる楽屋。以前、野口五郎に似てると自ら言ってしまったため、キンモクセイからの見方は完全に野口フィルターを通してしまいます。イベント楽しみです。終わったら一緒に東京へ帰ろうと約束しました。って学生かい!



 明日(4日)はレコーディングです。

20060803

More デジタル

 昨日は都内でリハ。スタジオの部屋によって音の響き方が随分変わる。昨日使った部屋はデッドで全然響かない部屋だったので、小一時間最適なバランス作りに費やす。
 復習の為リハの音を録音する事があるので、練習スタジオには大抵MDのデッキが設置してあり(昔はカセットデッキね)、いつでも録音出来る体制が整っている。しかし携帯音楽プレイヤーは、iPodを筆頭にデジタル音楽プレイヤーが圧倒的シェアを誇る昨今。MDに録音しても逆に不便なのだ。MDに録音した音源をiPodに取り込むには、まるまる再生してオーディオインターフェイスなどを介して一度パソコンに取り込むので、録音にかかった時間と同じだけ時間がかかる。さらにそれをMP3などに変換しなければならないから面倒だし、そもそもMDの音質事態があまり好きじゃない。リハの音源などは、用が済んだら消してしまうので、MDのようにディスクが物体として残ってるのがもはや煩わしい。(発表当時は飛びついて買ったのにこの言い草…)逆に残しておきたい内容だった場合、キチンとラベルにタイトルなどを書き込んで管理しなければ、目的のものを探すのはかなり大変な作業になる。
 そこで今回活躍したのが、張替氏所有のiriver(iFP-700シリーズ)。小型の多機能デジタル音楽プレイヤーなんだけど、iPodと違って録音機能がついており、これがなかなかの音質で録れるのダ!そしてそのままUSBでパソコンに繋げば、1時間のリハがたった数秒でコピー出来る。5人のメンバーに配るのだってあっちゅー間。
 最近白井とPodcastを始めたのでそれの収録や、リハ、ライブ録音、音ネタ録音に適した丁度いいデジタルレコーダーを探している。iPodに高性能ステレオマイクが付いてくれるのが一番良いんだけど。
 写真はキンモクセイのレア音源満載のMD達。邪魔なのでこつこつとMacに取り込んではいるものの一向に終わる気配がない。 

(※MP3が好きという事じゃありまへん。MDよりは幾分ましかな〜。)

 今日は(株)ドライブミュージックにて、全日本強化合宿(FCイベント)の打ち合わせでした。みんなを喜ばせ、俺たちも楽しみたいという目的の為に熱く議論。

 明日(3日)は新宿ロフトでライブです。

20060801

デトックス!

 7月30日の話。
 まさかJR千葉駅まで乗り換え1回で行けるとは。1時間16分。う〜ん、まさに近からず遠からず。電車移動で1時間を超えるとさすがに凹むんだけど(新幹線を除く)、千葉までこの時間で着けるなら素敵だ。細かい乗り換えの多い都内の移動では、本もまともに読めないけど、昨日は久々に電車の旅を楽しんだ。

 キンモクセイが千葉のライブハウスに出演するのは、デビュー直前の2001年3月26日、『キンモクセイの約40分ツアー』で訪れた市川CLUB GIOの1回のみ。それから今までなかったのも不思議だけど、とにかく今日のANGAが2回目。来れて嬉しい。

 今回は逆リハというヤツで、出演順の遅い人からリハーサルを行う為、俺たちは一番早く来て、一番最後に出るパターン。イベントが滞りなく進行したとしても8時間以上の空き時間がある。しかも出演者が多く、スタッフも入れると楽屋には1アーティストがやっと待機出来るという状態。そこで、せっかく千葉に来てる事だしこの空き時間を有効に使おうという事で、スタッフがリサーチした『ミハマ・ニューポート・リゾート』、通称『M.N.R.』というショッピングモールへ繰り出した。イトシュンはソングライターの血が騒いだのか、千葉というシチュエーションで書きかけの歌詞を完成させたいという事で、イメージに合ったロケーションを探しに一人旅立った。

 残りの4モクセイとスタッフ2名、一番の目的は、M.N.R.(←この呼び方絶対浸透してないと思う)内にある『愉快爽快 湯けむり横町』というスーパー銭湯。ここで岩盤浴(岩盤浴とは『遠赤外線効果により汗と一緒に老廃物を排出し、細胞を活性化させるマイナスイオン効果で疲労回復、肌質、髪質を改善させます。通常の入浴のように水圧によって身体に負担をかけることなく、無理なく発汗しますので健康、美容、痩身に加えリラクゼーション効果も抜群です。』だってよ。)が出来るというのでやって来た。これは明らかにデビュー当時は無かった発想だ。ライブ当日の空き時間に温泉でリラックスしようなんてキミ。まぁ正直みちのく三十路旅を行くキンモクチームの体はこんなのを求めてるし、MCのネタにもなるしいいかと、張り切る6人。

 中は昭和30年代の温泉街を模した飲食店が建ち並ぶ。そこでまず腹ごしらえ。そして予約したのち、初岩盤浴。
 一人一畳分くらいの石畳のスペースに木の枕が置いてあり、そこに寝転ぶ。部屋の中はサウナの弱い版くらいの暑さで、下の石も暖かくなっている。その石からなんやら出てるらしく、うつ伏せ5分、仰向け10分、休憩5分。この休憩の間に水分を補給。を3セットくらい繰り返す。ヒドい熱帯夜、もしくは真夏に暖房の様な状態でじわじわじっくり汗をかく。この段階でリラクゼーション効果というのはちと疑問だが、エアロビクス数時間分の脂肪燃焼効果というのはうなずける。
 そんな汗まみれの80分を終え、温泉で汗を流す。が、人が多い!洗い場も、様々な趣向をこらした浴槽も人だらけ。右も左もアレだらけ。一人上がったらすぐそこに他の誰かが入るという状態。なんとか隙を見て、ジェットバスとワイン風呂をゲットする事が出来た。

 クソ暑い中俺たちだけ風呂上がりでサッパリという優越感に浸りたかったんだけど、外に出るとすっかり涼しくなっていた…。ライブハウスに戻ったけど、やはり楽屋は満員だったので外で待機。もはや何か羽織りたいくらい涼しい。
 ステージに立ってみるとその涼しさも、銭湯でサラサラになった肌も嘘だったかのように熱気に満ちている。最後まで残っててくれたお客さんを満足させて帰りたい。俺たちはみんなをデトックス出来ただろうか?

 翌日、白井と世田谷の砧公園で待ち合わせてPodcast ケンイチの収録。さっき更新しました。iTunesが無い人もブログのページから聞けるので暇な人は聞いてみて。
  • http://kenichi-pod.cocolog-nifty.com/blog/




  •  チラシ作りました。次回のライブは8月3日、新宿ロフトです。