7年目に突入してどーんとブログをサボり倒しました。
その分今日は文も写真たっぷりで。
最近は、10/24にリリースされたニューシングル『金木犀e.p.』と、11/21に発売になるベストアルバム『ベスト・コンディション』のプロモーションで各地を飛び回ってます。伊藤と白井が。
今頃は東海キャンペーン中。
二人を見かけた方は、応援よろしくね〜。
昨日、一昨日は全員集合でライブ。
3日は三重県の皇學館大学伊勢キャンパスの学祭に出演。
デビュー当時からずーっとお世話になっているFM三重の公録も兼ねていて、時間が短かったけど楽しかったっス。
でもさすがに4曲目終って「次で最後の曲です」って言ったらみんな素でビックリしてたもんね。
お約束の「エ〜!」とはニュアンスが違った(笑)
俺たちは当然持ち時間を知ってたし、そのつもりでリハもしてきてるから普通にそう言ったけど、そうかそうか、学祭は通常たっぷりやるもんだと思うよね。と、そん時気づいた。
「ミニライブ」だって言っときゃ良かったね〜!
でも急遽2曲追加出来たし、つづきはツアーでと言う事でここは一つ。
実行委員のみなさんもありがとうございました。
そして昨日はラゾーナ川崎プラザという巨大ショッピングモールにて『金木犀e.p. 発売記念ミニライブ』。
あ、こっちは「ミニライブ」言ってるわ。
ここでは生ドラムとアンプ類がNGだったので、先月北九州のイベントで伊藤、白井、張替の三人で実験的に編成したテクノポップセットに、俺と後藤が加わった形でやってみた。
俺たちは世代的にもこの手のモノにワクワクしちゃうんで、ちょっと勝手に解説します。
興味のない人は読みとばして下さい。
一番変化が激しいのはハリ。
リズムの基本はRoland TR-606っていうアナログ音源のリズムマシン。
古い機材なんで、テンポは数値ではなくノブを回して決めるため、曖昧。
逆に言うと生ドラムのようにその日の気分でテンポを決められるから良いとも言える。
それにハリいわく若干の揺れがあって独特のグルーブが生まれるそう。
そしてそいつをコレまた伝説の名機BOSS ME-5という世界初のギター用フットマルチエフェクターに通して、場面場面で加工。
リズムのアクセントにYAMAHA ED10という電子ドラムのパッドを使用。
コレは最近のエレドラのパッドの様に、サンプリング音源を鳴らすためだけのものとは違って、それぞれのパット自体にアナログシンセが内蔵されていて、つまみをいじくってスネアやバスドラの音を作って鳴らすというレアな珍品。
ハリは叩きながらリアルタイムでつまみを回してアグレッシブな演奏をしていた。
あとiPodでMC中のBGMも。
そしてそれらをBOSS BX-600という6chステレオミキサーでまとめてPAに送ると。
あとボンゴとタンバリンとシェーカーとシンバルという生パーカッションを足す事で、打ち込みだけど退屈しない演奏になると言うわけです。
そうそう、これほとんど80年代の楽器だね!
しかしハリはB級機材の使い方が上手いね。(褒め言葉)
白井は最近古いシンセやリズムマシンを探しまわっていて、ハリが使っていたTR-606も実は白井の。
ハリに先に使い方を覚えてもらって、そして教えてもらうつもりらしい(笑)
最近買ったアナログシンセも、俺が先に覚えてくれと頼まれているし。
「君たちで使いたまえ。ウッシャッシャ!」という楽器道楽なのか。
普通買ったら一番最初に使いたいだろうし、他の人に貸すのはヤなもんだと思うけど、
白井は基本的に「バンドで誰かが使えば良い」って考えで機材買うからね〜。
そんな白井もアンプの使用がNGな為、TECH21のSANSAMP CLASSICというアンプシュミレーターの先駆け的な名機を使用。
ラインでもアンプさながらの太い音が出る。
そしてリズムマシンに世界観を合わせるべく、BOSS SYB-3というコンパクトエフェクターを使用。
コレを踏むとエレキベースがシンセベースの音になる飛び道具。
さらにDODのエンベロープフィルター(「ビャウビャウ!」って感じの音がする)で、とんでもない音させてました。
俺はですね、ギターはKORGのAmpworksという小型アンプシュミレーターを使用(そういえば4年くらい前に
KORGのインタビュー受けたわ!ハズカシイ!)。
そんで同じくKORGのmicro KORGをソリーナやムーグっぽい音とかボコーダに使用。
テクノポップアレンジによりいっそう「ぽさ」を加える。
後藤はいつものセッティングに、LINE6のPOD。
後藤のPODでの音作りには定評がある。(メンバー内だけど)
今回はコーラスをきつめにかけて、「ぽく」。
YMOワールドツアーでいうと渡辺香津美。
イトシュンの機材はYAMAHA S-80のみでいつもとまったく一緒なんだけど、普段滅多に使う事のないパッド系の音色を使ってました。
しかしこの手のアレンジ上、弾きながら歌うには大変そうなフレーズを弾いていてさすがに器用です。ご苦労様でした。
しまいには「声も加工したい」とか言ってたけど、そこが最大のセールスポイントなんでやめときました。
日曜日と言う事もあって沢山立ち止まって観てくれて嬉しかったです。
テクノポップバンドだと思ってCD買ってくれちゃった人には詐欺になるんでしょうか(笑)
まぁこういうのもたまには良いけど、CDに収録されているバンド演奏バージョンの方もきっと気に入ってくれると信じてます。