20070127

あのアレをナニしてます

 去年の暮れからのイトシュ宅でのプリプロが実を結び、本チャンレコーディングは滞り無く進んでおりますよ〜。今回のレコーディングの準備で活躍したイトシュンのミニスタジオの名前が決まりました。その名も『悲しい楽しい部屋』。1/7のライブのMC中に決まったヤツは微妙だったので即改名と相成りました。

 そうそう、ここでちゃんと言うのは初めてですが、次のアルバムは初のカバーアルバム!ちゃんと言うのは初めてでしたが、詳しくはまだ言えない。(情報解禁のタイミングとか、どこで最初に発表するかとか色々あるのよ)スイマセン。だがしかし、老若男女楽しめる内容になってると思います。驚きのラインナップだと思います。キンモクセイのオリジナル曲も入ります。その名曲達に割り込んで、思いっきり肩を並べにかかっています。

 右の写真ですが、今回はこんな楽器も入ってます。コレは二十五絃箏といって、通常の箏(こと)よりも絃が多くて比較的ポップスにも対応しやすいんだそうな。写真右端の彼が、若手箏奏者の中井智弥君。年も近くて気さくなキャラだったので、いきなり箏について質問攻めするキンモクセイ。
 箏といえば、正月によく聞く「ちゃん、ちゃららららららん(わかる?これ)」くらいのイメージしかない。ここまで全く知らないと、逆に物怖じしないでガンガン質問出来る。ディスカッションしながら何度か演奏してもらい、素晴らしいパフォーマンスを残してくれました。鳥肌立ちまくり。予想以上の仕上がりに大満足。
 で、終ってからもふたたび質問攻め。快く答えてくれてありがとう。そう、初めて会った気がしないキャラ。思わず「あのさ〜」とかタメ口で話しかけたくなりそうな、素敵な青年でした。またぜひ一緒に演奏したいです。

 さて、歌入れを除けばバンドの録音はあと1曲を残すのみ。明日最大の山場を迎えます。今回カバーアルバムを作ってみて思ったのは、5人で演奏するためのネタは何だって良かったんだなって事。楽曲に向かう熱は、オリジナルもカバーもあまり変わらない気がした。お前らどこまで柔軟なんだ!と。どんなお題でも楽しめるってわかったら、すごい肩の力が抜けました。「この先もなんでもいいから5人で楽しく演奏して行けたらいいよね〜」とか、そういうんじゃありません。もちろんオリジナルの楽曲へのモチベーションも下がってまへん。でもなんか全部ひっくるめた意味で、ポップスというものの楽しみ方、音楽がよりいっそう楽しめるキッカケを貰ったような気がします。


 最後にお知らせ。木村ひさしBANDのライブのサポートをやることになりました〜。

青山冬のピアノナイトリィ4DAYS②
「SUGAR TRACKS.Pf」
◉2007年2月23日(金)
青山 月見ル君想フ
▽OPEN18:30/START19:00
▽ADV ¥2,800/DAY ¥3,300 (+1D)
▽c/w HARCO / オトナモード / 木村ひさしBAND

■店頭発売日
1月23日16:00〜2月21日22:00迄
■インターネット予約
1月24日0:00〜2月17日24:00迄→ご予約はこちら
【問合せ】AOYAMA 月見ル君想フ 03-5474-8115
【木村ひさしinfo:hisa_coff@excite.co.jp】

 いっしょに演奏するのはこんな人たち!
▽伊藤 健太[Bass]
http://itokenweb.exblog.jp/
▽加藤 雄一郎[Sax]
http://www3.diary.ne.jp/user/328255
▽森 芳樹[Drum]
http://www.jggj.net/19800/moriyoshiki
そして
▽木村ひさし[Vo,Key,Gt]
http://hisacoff.exblog.jp/

 誘ってもらって嬉しかったので、とにかく二つ返事で引き受けて、フタを開けてみればこのメンバー!って殆ど友達!気楽っ!木村さん、たぶん俺が集めてもこんななりますよ。
 う〜む、逆にしっかりやらねば!お時間ある方どうぞ〜。

20070121

フル稼働

 前回「今年初Recです」なんつってからというもの、連日レコーディングな毎日です。『連日』レコーディングな『毎日』です。『レコーディングな』毎日です。と、日本語としておかしな部分は置いといて、そんな毎日です。
 しかし人間の順応性ってのは驚異的なものがありまして、インターネットしかり、携帯電話しかり。我々が音楽をやり始めてからのほんの数年の間でも、レコーディングの媒体や手法なんかも大きく変化しました。機材の進化、低価格化にともなって、自宅でもやれる作業が増えてきましたなんてことは時々ブログに書いた通りです。
 そんな、「家で録ったヤツだけど本チャンで使ってみよう」なんて言うこないだまで珍しかった行程が、あっという間に当たり前になり、もうプリプロも本チャンもありゃしません。今進行中のレコーディングでは、プリプロの雰囲気がいいのでそのまま採用した例が多発。いつ何が採用になるかわからないので、いかなる時も最大限のパフォーマンスをしなければいけなくなった。でも『本チャンのつもりじゃない演奏』ってとこに魅力があったりもするので、力んではいけないんだなコレが。ということはとにかくポテンシャルをあげなさいということなんですね。はい。頑張ります。

 兎にも角にも良ければ良いので、部屋で録音しようが、レコーディングスタジオで録音しようが、そこらへんをあんまり気にしなくなって来たのかもしれません。そしてその差も縮まって来てるのかもしれません。
 その「良さ」ってのにも色々あって、例えばアコギの録音一つとっても、自分の部屋でテレコで録った良さと、スタジオでコンデンサーマイクでエンジニアの人に録ってもらった良さっていうのは比べようもないから、可能性は無限に広がって面白いんだよね。

 今日は、大昔カラオケ屋の景品で貰ったおもちゃのタンバリンが大活躍しました。もちろんちゃんとしたのもあったんだけど、コレが「良かった」ので。

20070111

かぶりまくり

 9日、今年のレコーディング初めでした。
 車でレコスタに向かう途中、後ろに同じ車種のカブリオレバージョン(オープンカー)が。しかもあっちはピッカピカでちょいワル風のオヤジが乗っててカッコいい。
 嫌な人もいると思うけど、俺はこの『並んじゃった状態』が結構好きで、お別れまでの数分間をドキドキしながらドライブする。信号で向かい合ったり、俺が後ろになったり、横に並んじゃったり、すれ違ったり、今まで何度かあって、嬉しいからなんかサインを送ろうと思うんだけど、チキンだからできない。でも、相手がやってきたこともないからやらないほうが無難なんだろうな。

 ある夜も、仕事の帰りに走ってたら見覚えのあるテールランプ。よく見ると車種も色も同じ車だった。つかず離れずで走ってる。おや、奇遇にも同じ方向じゃん。俺が着いてってるかっこうだけど。あれあれ?ウチの近くのかなりマニアックな路地まで先導されて、ちょっと怖くなってきた。もしかして数秒未来の俺なのかと本気で思った。信号でナンバーを確認できた直後、次の角に消えてった。確認すんじゃなかった。


 レコーディングのために、使えそうなギターを車に満載して行った。メンバーも俺のギターのラインナップは知っているので、いつお呼びがかかっても良いように。

 結局「こんだけある中でコレかよ」というギターを使用した。弦もいつ張り替えたか記憶にない。曲にハマればなんだって良いのだ。で、キンモクセイが絶大なる信頼を寄せるエンジニア三浦さんの力添えもあり、イメージ通りのサウンドに仕上がった。ハマれば良いのだ。(三浦さんにハメて貰ったと言う説もあるけど)

 帰りにまたいそいそと車にギターを積み込む。それを車から家に運ぶ時が一番面倒くせえ。この時ばかりは、いっそアコギとエレキ一本ずつにしようかなって思う。
 メンバーも楽器大好き人間の集まりなんだが、最近そんな話が出る。楽器を減らしてく傾向。「あるから迷うんだよ」って。それしかなけりゃそれでやるしかないから。色々使う楽しさももちろんあるんだけど、年齢のせいか、「一本で多彩なプレイ」とか、逆に豪華一点主義への憧れみたいなのもあるのかも。そんなかに「持って来るのがめんどくさいから」ってのも確実にあるのがまた人間らしくていい。
 
 最後しつこいんだけど、スタジオの駐車場の俺の車の隣に、スタジオに向かう途中で出会ったのとは違う(ナンバーの違う)カブリオレが停まっていましたとさ。かぶりオレ。

20070108

2007年初ライブということでした

 初ライブとは言っても、どこで区切るかって言うだけの話なんで本来どうってことないはずなんですが、でも年明け一発目ってのはどうしても心機一転気分になってしまうね。別にいつだって頑張れば良いわけなんだけど。そんでいつも頑張ってるけども。でも助かるけど。
 観る方も「今年のキンモクセイはどんな?」って感じで来るだろうし、一週間前にカウントダウンライブしてた俺たちと変わりはないんだけど、たった1週間でも年をまたぐと「さあ今年のキンモクセイはどんな?」ってなる。俺たちもまんまと「今年はこんなんだぜ〜!今年もよろしくね〜!」って感じでライブをする。で、やっぱりいい気分だ。「とかく細かいことは忘れてさ、今年はパーッと盛り上がって行こうよ!」っていう都合のいい区切りではある。本気で忘れはしないけど。

 というように軽くひねくれてる風だけど根は単純で、やっぱり新年一発目は清々しくありたいというだけで。まさにそんなライブだったんじゃないかと。思います!新年早々駆けつけてくれたみんなに感謝します!

 お世話になってるスタッフ、媒体関係者、友達なんかもたくさんいて嬉しかった。クリンゴン木村さんも来てくれて、最上級の歓迎の意を表す白井と面倒くさそうに喋るのが楽しい。白井も「俺、重いんスよ」って。2007年も良きアニキでお願いします。

 明日からまたレコーディングの作業に入るので、新年会は終電前に終了。デビューから変わらず支えてくれるライブスタッフと深く飲みたかったけど、それはライブの機会増やしてまたその時にと。最近なかなか行けてない土地も多々あるので、可能な限り足を運べるように一同頑張るっす!

 写真はスタッフに託したマイデジカメで撮ってもらったので、たまにはこういうのも。ジーパンの色落ちが最高だね。

20070103

小吉

 あけましておめでとうございます!

 忙しいなんて思っていた年末はあっという間に過ぎさり、大宮ソニックシティーのステージの上で新年を迎えました。そのまま実家に帰り、1日、2日はひたすら出された料理を食べる日々。やっと帰ってきて、本当の意味で一息ついたところ。

 そこでようやく2006年を振りかえってみる。思えば昨年は水面下での活動が中心だったので、自分達的にももどかしさはありました。表立った活動が少なかったので、応援してくれている方々にとってはなおさらだったと思います。本来筆無精のくせにこのブログを書き始めた理由の一つはそんなところにもあります。少しでも動きが見えるかなと。

 年が明けたのでぶっちゃけてしまいますと、デビュー5周年の節目の年に全国ツアーが出来なかったことはやっぱり残念だったし、リリースもトリビュートものを除けばシングル1枚と例外的なDVDのみ。様々な事情があるとは言え、到底満足のいく一年ではなかったと思います。
 反面、形にならない部分での成果や成長、ズルい言い方だけど、説明しにくい部分では非常に意味のある一年だったと思っています。3月のAX、10月からの東名阪ツアーもその時点のベストを尽くしたと言えます。だから「この一年は無駄ではなかった」と言えるんだけど、これを声を大にして言う為には、これからの活動の充実にかかってくると思います。
 
 ポピュラーミュージックグループと自負するからには、多くの人に聴いてもらって、楽しんで貰う必要がある。やはりガツンと上向いて行かないとね!さっそく明日から始動します。今年は何だってやる覚悟で突き進むぜ〜!自分たちを信じてる。今年も宜しく!

 おみくじは小吉だった。良いことばっかかいてあるタイプの小吉♪。