20070727

キンモクセイの"いい歌NIPPON"


「ハックション!
ハクションンア!
おや、誰か俺の噂をしているな?」

という懐フレ(懐かしいフレーズ)を聴かせてくれたのは、今日立ち寄ったラーメン屋のオヤジ。
このフレーズをごく自然に使用したばかりか、相方のオヤジとその話題を広げてさえいた。

あとは
OYAJI A「最近あの暴●団来ねーな」
OYAJI B「あーアイツ?いつも替え玉3杯くらいするヤツでしょ?」
OYAJI A「アイツもとうとう捕まったか?パタッと来なくなったもんな〜」
ってはなしとか。
面と向かっては絶対『アイツ』だの『ヤツ』呼ばわり出来ないはず。

あとは近頃ここら辺のイ●ン人が一斉に捕まった話とか、とにかく不幸な話を楽しそうに話していた。

まぁ俺も面と向かっては『オヤジ』呼ばわり出来ないんだけど。


フライング気味でどこよりも早く発表しますが、ラジオのレギュラーがもひとつ決まりました!
インターFM(76.1MHz)で毎週土曜日の深夜『SPACE TRIAL』という番組内の一枠です。
『キンモクセイのいい歌NIPPON』と題して、27:10〜27:30を担当します。

インターFMと言えば、日本で唯一の音楽専門FMラジオ局で、しかもかかる曲ほとんど洋楽。
放送で使用される言語もほぼ英語という事で、首都圏に住む外国人も多く聴いていると。
かなりオシャレ〜なレディオステーションな訳です。
そんな中、キンモクセイの中でもインターFMのイメージに最も遠い二人が抜擢され早速初回の収録が行われました。
さー誰でしょう?
全貌はまた放送後に!
一回目の放送日は、8月4日(土)27:10〜27:30です。
言い換えると、明けて5日(日)の早朝3:10からという事です。

そして5日は横浜CLUB24でライブがあるんで、寝不足で参加よろしく!


※あれは二日前の事だった。東の空にPodcast "キンモクセイの黒バック"第14回がアップされました。

20070723

最後の真実

タイトル重っ!

ちなみに最近読んだ本の副題です。
『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』という辞書並みのルックスの分厚い本。
19歳(!)という若さでビートルズのエンジニアになり、多くの革新的なサウンドを生み出したジェフ・エメリック(発音的にはエマリックらしいけど)っていう人が書いた本。
事実、この人が考えだした技が今日のスタンダードになってる事も多くて、エンジニアの地位をグイッと引き上げた一人かもしれない。

そして何より注目したいのが、スタジオ内でのビートルズやプロデューサーのジョージ・マーティンらのやり取り。
ここまで赤裸々に、詳細に、遠慮なく書いてある本もなかったと思う。
活気に満ちた初期のセッション、あれよあれよという間にスターダムに上り詰めて、規律の厳しかったEMIスタジオ(アビーロードスタジオ)にも文句を言わせない存在になっていく過程。
サウンド的には『リボルバー』〜『サージェント・ペパー〜』辺りでピークを迎え、
そして泥沼のホワイトアルバムを経て、原点に立ち返ろうと模索する様子。

今まであらすじや部分部分のエピソードは知ってたけど、これは本当に現場に居合わせたかのような気にさせてくれる。
4人のパーソナリティーも、より人間クサく、リアルに描かれている。
ちなみにジェフが若干ポール贔屓なのはその後の関係性から仕方ないとして、初期のジョージなんかはかわいそうになってくるほど。
やっぱり所詮かれらも20代の若者だったことがわかった。年下だし!

これを読みながら作品を聴き直すと、今まで何度となく聴いたにもかかわらず、新たな音が聴こえて来るから不思議!
リミックスやリマスター版を聴くよりも生々しくて楽しい。
好きな人にはぜひぜひ、ひーぜーでお薦めします。



今日はフラバルスでのハリの活躍を観にクワトロに。
満員のお客さんを前に、太々しいまでの黒田君の存在にやられた。
チューニングの間普通に黙ってんのとかアリなんだ!って思ったり。
そして小野正利ばりのハイトーンボイス!高いね〜。
写真は黒田君のタキシード。
ハリも絶好調で、キンモクセイの曲より叩かれる事の多いであろうシンバルがここぞとばかりに炸裂してた。

帰りは会場であったモリヨシキと、白井と、地元のドラマー佐藤大とお茶して、どうでもいい話を込み入った感じで話して帰りました。


Podcast "キンモクセイの黒バック"第13回がアップされました。かれこれ4日前の事です。

20070717

パッション!


7月15日、青山月見ル君思フにて木村ひさしBAND(KHB)のライブ。
対バンは、LOVE LOVE LOVE、ゲントウキ、チョウ・ヒョンレBAND。
出演者同士がほとんど友だちで、さらにそれを観に来た友だちなどで、打ち上げは複雑に人間関係の絡み合ったものになって楽しかった。
チョウ・ヒョンレBANDのドラムはセカイイチの響ちゃん。
最寄り駅が一緒と言う数少ない同士。
というわけで微妙に早くていつもがっかりな終電も楽しむことが出来たりとか。


さてライブはと言うと、前半は木村さん、イトケン、モリヨシキのトリオ編成(KHT)で、ラスト2曲から俺と加藤さんが参加して一気に締めくくった。
2曲でどこまで持って行けるか、3人のテンションにどこまでついて行けるかが勝負だったけど、終ったあとの気持ちとしては行けたような気がしてる。
かなり短期集中で入り込んだから、個人的にはパッション優先で勢い重視の演奏になった感は否めないけど悔いは無い!
(木村さんのブログに写真がたっぷりあるよ。http://hisacoff.exblog.jp/5904419/

木村さんは人数による安心感を排除したいということで、トリオ編成に磨きをかけている。
という事は、鍛えられた最小で最強の土台にして充分なアンサンブルが出来つつあるわけで、そこに呼ばれた時にはスペシャルな存在でなければいけないと言うプレッシャーがある。
そういうプレッシャーは遠慮したり謙遜してる場合じゃなくて、ガンガン浴びて行かないととは思ってる。
良い方向に+αじゃないと。
蛇足になってはダサい。
木村さんの上昇志向にのっかって、ユルい自分を見つめ直してみたりなんかして。

この日は偶然最も古い音楽友だちのアンコールアワーズの二人が観にきてて、色々話せて嬉しかった。
彼らはアコギ二本という編成の可能性を求め続けてる。
同席したビューティフル・ハミングバードの田畑君もアコギ1本と歌だけでいかに世界を広げるかということをしている。
でも無理にストイックになるのはよしとこう。
キンモクセイは5人での音作りを固めて行けば良いと思う。
ユルはユルなりに。
ここまできて結局マイペースかい!ってね。
自分の持ってる環境を最大限に活かすシンプルな努力という部分に、あらためて気づかされた一日でした。


今日は秋に出すシングルのカップリング曲のミックス。
ちと良いアンプとギターを使ったもんで、手前味噌ながらかなり良い音してます♪
そしてそのまま、完成を祝して打ち上げへ。
はやくみんなに届けたい。


追伸
充分にお酒が抜けないまま書いているので、明日読むのがコワイです。

20070713

写真 DE 近況

作詞〜の
レコーディングし〜の
Demo作り手伝わされ〜の
KHBでリハし〜の
黒バック撮り〜の
また後藤が来〜の
再びKHB〜の!


Podcast "キンモクセイの黒バック"第12回が(滞り無く)アップされました。


※木村ひさしバンドで出演
「Stance Presents"4-FRAMEMUSIC31"30回記念東京ツアー千秋楽」
▽日程:7/15(日)
▽会場:青山 月見ル君想フ
▽出演:木村ひさし / ゲントウキ / LOVELOVELOVE / チョウ・ヒョンレ(ex.RALLYPAPA&CARNEGIEMAMA)
▽時間:OPEN18:30/START19:00 
▽前売:前売り2,300円/当日2,800円(共にドリンク別)
▽チケット発売:月見ル君想フ店頭発売日→6/15の16:00〜7/14の22:00迄
        月見ル君想フインターネット予約→6/18の0:00〜7/10の24:00迄
▽チケットのお申し込み方法はコチラをご覧ください。
▽お問合せ:青山 月見ル君想フ 03-5474-8115


あ、オチがなかった。

20070708

ラス1!

Mix(ミックスダウン、トラックダウンとも言う)とは、ドラム、ベース、ギター、ピアノ、歌、などなど沢山のトラックを通常のオーディオと同じ2chにまとめる作業。
まとめるというのはわかりやすく言うと、マルチトラックレコーダーで再生したものをテープなどにダビングするってこと。
そしてこれがマスターテープになるというわけです。

最近ではこのマスターもDATだったりCDだったりとデジタル化してきていて、昔ながらの磁気テープに落とす事は減ってきているらしいんだけど、幸運にもキンモクセイの現場ではずっと1/2(ハーフ)インチテープというものに落とさせてもらっている。

時代の流れで、製造に必要な薬品が環境への配慮から使用出来なくなって品質が落ちたり、メーカ自体がテープの製造を終了してしまったりしてるらしくて、単純にデジタルとアナログ好きな方をチョイスというわけにも行かないと。

そんな中、今回エンジニアの三浦さんお気に入りの1/2インチテープのストックから最後の一本を使わせてもらっちゃいました!
恐らく日本にはもう殆ど無いだろうと言う代物らしいよ!貴重!

そして翌日は、さらに2曲のリズムを録音。
初めてのスタジオ&初めてのエンジニアさんで、新鮮な興奮。

七夕は池袋サンシャインシティの噴水広場でライブ。
30分を2ステージ。
両方ともセットリストを変えました。
ミニセットでやった割には、全く違和感のない演奏だったんでない?
(後藤は一枚目のテープの写真の後方に写ってる5Wのミニアンプ!コイツがなかなか良い音。さすがVOX!)
こういうのは俺たちも燃える。
いやー、面白かった!


終了後、そのまま渋谷に向かい堂島君のワンマンを拝見。
開演ギリギリで到着するとイトケンと遭遇。
堂島君は、どうしちゃったの?というくらい弾けていて、一言で言うなら最高のステージだった。
勉強になるな〜。

イトケンと共に打ち上げにもお邪魔しちゃいました。
TATSUさんが髪を下ろした貴重な姿(!)を見せてもらったり、小松さんに今更ですが実はノーナファンだと告白したり、とても実りある打ち上げでした。


Podcast "キンモクセイの黒バック"第11回が(とっくに)アップされました。

20070705

毎日が勝負

7月ともなると、いくら肌寒いからと言ってもう一枚羽織るかどうかは悩みどころ。
大抵室内はエアコンが効きすぎるくらい効いてるし、かといって寒くなかった場合上着が荷物になるのは極力避けたい。
大人だから、着るもので暑すぎたり寒すぎたりという失敗はしたくない。
むしろ高い確率で成功したい。
真夏なのにキンキンに冷えた室内で誰もが軽く震えてる中、ふわっとさり気なく一枚羽織っていたい。
午後から急に雨が降った時にも折り畳み傘を持っていたい。

万事に備えたいけど荷物は減らしたいから、毎日が勝負。
でもあまり天気予報を見ない。

ともあれ今日はTシャツ一枚で快適に過ごせた。
「寒かったらどうしよう」より、「暑かったらどうしよう」という不安を優先したら正解した。


レコーディングは順調〜。
下ごしらえをしっかりしたので、今日は2テイクでOKが録れた。
下ごしらえはしっかりしたけど、本番を録ってみなきゃわからない部分においてはおおいに悩んだ。

色々あって元に戻るということが往々にしてある。
じゃぁ最初からそうすればとも思うけど、色々試したからこそ出せる結論だったりもする。
そのプロセスもスゴい楽しいんだけど、迷い無く結論を出せる人は一流なんだと思う。
でも一流の人も昔色々試したからこそ出せる結論だったりもするんだと思う。
最初っからそれが出来る人は天才なんだと思う。
でもただの勘のいい人かもしれないし、せっかちか、面倒くさがりやか、我がままって言う可能性もあるなぁ。

まぁ色々ある。
話は変わるけど、よく見るとさほど深みの無い独り言でも活字にするとそれなりに見えるんだから、面白いよね。
雑誌のインタビューなんかは特にそうで、喋った内容が2〜3割増しで知的に感じたりする(笑)
逆に活字の怖さはこのご時世誰もが感じてると思うけど。

あれ?どう終りましょう。
えー、オヤスミナサイ。